ASUS JAPAN (エイスースジャパン) は、5G対応のAndroidスマートフォン「ZenFone 9」を発表しました。5,000万画素のデュアルカメラや120Hz駆動のAMOLEDディスプレイ、ハイエンドSoC「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載したフラッグシップモデル。2022年11月4日 (金) に日本国内で発売し、販売価格は9万9800~12万9800円 (税込) になっています。
Source: “ASUS”
ASUS ZenFone 9/概要
概要
ZenFone 9 (ゼンフォン ナイン) は、Zenfoneシリーズの第9世代となる最新モデルの5Gスマートフォン。5,000万画素 (メイン) +1,200万画素 (広角) のデュアルカメラ、120Hz駆動に対応した5.9インチの有機ELディスプレイ、Qualcommのハイエンドチップ Snapdragon 8+ Gen 1、8GB/16GBメモリー (LPDDR5)、128GB/256GBストレージ (UFS 3.1)、4,300mAhバッテリー、3.5mmイヤホンジャック、デュアルステレオスピーカーを搭載するほか、防塵 (IP6X)、防水 (IPX5/IPX8)、DSDV、FeliCa (おサイフケータイ) などに対応しています。
特徴・メリット (長所)
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軽量コンパクト
本体は、高さ146.5mm、横幅68.1mm、約169gの軽量コンパクトなデザイン。片手モードも搭載しているので、手の小さい方でも快適に片手操作を行うことができます。
SONY IMX766 センサー
背面のカメラは5,000万画素 (広角) と1,200万画素 (超広角) のデュアルレンズ。メインカメラには暗所撮影に強いSONYの「IMX 766」を採用しています。
6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー
メインカメラには、ASUSスマートフォンでは初の6軸ジンバルモジュールを搭載し、歩きながら手持ちでも、ブレのない安定した動画撮影が可能になっています。
高性能インカメラ
インカメラには1200万画素の「IMX663」を採用し、デュアルPDAFを搭載。高性能なカメラで自撮りが撮影できます。
120Hz駆動のAMLEDディスプレイ
最大120Hzのリフレッシュレートに対応した5.9インチのAMOLEDディスプレイ(2,400×1,080 ピクセル)を採用し、滑らかな映像表示が可能になっています。
Snapdragon 8+ Gen 1
最新のハイエンドチップ「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載しているので、高負荷なゲームでも快適プレイすることができます。
ステレオスピーカー
本体の上下にDirac HD Sound採用のステレオスピーカーを搭載し、臨場感のある高品質なサウンドで動画や音楽を楽しむことができます。
イヤホンジャック
最新スマートフォンではイヤホンジャックが廃止されているモデルも多くなっていますが、ZenFone 9には3.5mmイヤホンジャックが搭載されています。
DSDV対応
SIMカードスロット (nanoSIM) を2つ備え、2回線同時に待ち受けできる「DSDV (デュアルSIMデュアルVoLTE」をサポート。通信障害に備えてサブ回線を利用する場合にもオススメです。
おサイフケータイ
おサイフケータイ (FeliCa) に対応しているので、iDなどの電子マネーやPASMOなどの交通系ICが利用可能です。
注意点・デメリット (欠点)
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microSDカードは利用できない
ZenFone 9は、前モデルの「ZenFone 8」と同様に、microSDカードを使用してストレージを拡張することはできません。
ワイヤレス充電は利用できない
最新のハイエンドスマートフォンではワイヤレス充電に対応したモデルが増えていますが、ZenFone 9はワイヤレス充電はサポートしていません。
eSIMには対応していない
大手キャリア (MNO) やオンライン専用ブランドのほか、IIJmioやmineoなど格安SIM (MVNO) でもeSIMサービスの提供を開始していますが、ZenFone 9では「eSIM」は利用できません。
フリップカメラ搭載モデルはない
ZenFone 6で初めて搭載し、ZenFone 8シリーズでもフリップ式カメラの「ZenFone 8 Flip」といったモデルが用意されていましたが、最新の「ZenFone 9」ではフリップ式カメラを搭載したモデルは用意されていません。
ASUS ZenFone 9/販売情報
取扱業者
ASUSの5Gフラッグシップスマートフォン「ZenFone 9」は、公式オンラインストアや大手家電量販店、ECサイトのほか、IIJmio (アイアイジェイミオ)、OCNモバイルONE、LinksMate (リンクスメイト) などのMVNOでも順次販売を開始しています。
取扱業者一覧 | ||
直営 | ASUS Store | |
量販店 | エディオン, ジョーシン, ノジマ, ビッグカメラ, ヤマダデンキ, ヨドバシカメラなど | |
ECサイト | アマゾン, ひかりTVショッピング | |
通信事業者 | MNO | ー |
MVNO | IIJmio, OCNモバイルONE, NifMo, LinksMate, mineo |
どこで購入するのが1番安い?最安値は?
ZenFone 9の8GB/128GBモデルの価格は、公式オンラインショップのASUS Storeが9万9,800円 (税込)、IIJmio (アイアイジェイミオ) が5万~6万9,800円 (税込)、NifMo (ニフモ) が9万6,800円 (税込)、LinksMate (リンクスメイト) が9万9,800円 (税込)、mineo (マイネオ) が10万2,168円 (税込)。
ZenFone 9の8GB/256GBモデルは、ASUS Storeが11万2,800円 (税込)、IIJmioが9万2,800~10万9,800円 (税込)。ZenFone 9の16GB/256GBモデルは、ASUS Storeが12万9,800円 (税込)、IIJmioが10万5,800~12万4,980円 (税込)。
8GB/128GBモデル、8GB/256GBモデル、16GB/256GBモデルの全てのモデルで「IIJmio」が最安値となっており、音声通話SIMとセットなら6万円台から購入できます。
購入価格一覧 (税込) | ||
ASUS Store | 8GB/128GB | 9万9800円 |
8GB/256GB | 11万2800円 | |
16GB/256GB | 12万9800円 | |
docomo | 8GB/128GB | 取扱未定 |
8GB/256GB | ||
16GB/256GB | ||
au /UQmobile |
8GB/128GB | 取扱未定 |
8GB/256GB | ||
16GB/256GB | ||
SoftBank /Y!mobile |
8GB/128GB | 取扱なし |
8GB/256GB | ||
16GB/256GB | ||
楽天モバイル | 8GB/128GB | 取扱なし |
8GB/256GB | ||
16GB/256GB | ||
IIJmio | 8GB/128GB | 7万980~8万9980円 |
8GB/256GB | 9万2800~10万9800円 | |
16GB/256GB | 10万5800~12万4980円 | |
OCNモバイルONE |
8GB/128GB | 8万9929円 |
8GB/256GB | ー | |
16GB/256GB | ー | |
イオンモバイル | 8GB/128GB | 取扱なし |
8GB/256GB | ||
16GB/256GB | ||
LinksMate | 8GB/128GB | 9万9800円 |
8GB/256GB | ー | |
16GB/256GB | ー | |
NifMo | 8GB/128GB | 9万6800円 |
8GB/256GB | ー | |
16GB/256GB | ー | |
mineo | 8GB/128GB | 10万2168円 |
8GB/256GB | ー | |
16GB/256GB | ー |
IIJmio
IIJmio (アイアイジェイミオ) は、docomo回線とau回線に対応した老舗の格安SIMサービス。2023年4月1日 (土) よりデータ容量を増量した「ギガプラン」では、音声通話SIM/音声eSIMの5GBプランが月額990円 (税込) で利用可能。光インターネット「IIJmioひかり」とのセット割引も用意されており、2024年2月29日 (木) 21時59分 までは最新モデルや人気モデルのスマートフォンが110円 (税込) から購入できる期間限定セールのほか、音声通話SIM/音声eSIMの月額料金が最大6ヶ月間 440円割引 (税込)&かけ放題オプションが6ヶ月間 410円割引 (税込) になるキャンペーンを開催中。
2022年11月25日 (金) 10時 に「ZenFone 9」を発売し、IIJmioサプライサービスの価格は、8GB/128GBモデルが8万9,980円 (税込)、8GB/256GBモデルが10万9,800円 (税込)、16GB/256GBモデルが12万4,980円 (税込) ですが、他社から乗り換え (MNP) で「ギガプラン」の音声通話SIMとセットで申し込むと、8GB/128GBモデルが7万980円 (税込)、8GB/256GBモデルが9万2,800円 (税込)、16GB/256GBモデルが10万5,800円 (税込) で購入可能。
音声通話SIM/料金表 (税込) | |||
初期費用 | ドコモ回線 | 3,733.4円 | |
au回線 | 3,746.6円 | ||
月額料金 |
2GB | 850円 | |
5GB | 990円 | ||
10GB | 1,500円 | ||
15GB | 1,800円 | ||
20GB | 2,000円 | ||
セット割 | 660円割引 | ||
5Gオプション | 無料 | ||
通話定額 | 5分かけ放題 | +500円 | |
10分かけ放題 | +700円 | ||
かけ放題 | +1,400円 | ||
端末代金 | 新規 | 8GB/128GB | 89,980円/3,756円×24回 |
8GB/256GB | 109,800円/4,578円×24回 | ||
16GB/256GB | 124,980円/5,214円×24回 | ||
MNP | 8GB/128GB | 70,980円/2,959円×24回 | |
8GB/128GB | 92,800円/3,868円×24回 | ||
16GB/256GB | 105,800円/4,409円×24回 | ||
最低利用期間 | なし | ||
契約解除料 | 0円 |
※IIJmio公式サイトを必ず確認してから申込をお願いいたします。
※特典やキャンペーン内容はすべてIIJmio公式サイトの内容が正となります。
OCNモバイルONE
OCNモバイル ONEは、docomo回線に対応した格安SIMサービス。光インターネット「OCN 光」とのセット割引も用意されており、音声通話SIMが月額550円 (税込) から利用できるほか、人気の定額制音楽配信サービスがデータ消費ゼロになるオプション「MUSICカウントフリー」が無料で利用可能。
NTTドコモの新料金プラン「irumo (イルモ)」の提供開始に伴い、OCNモバイルONEの格安SIMとのセット販売は受付終了しています。
音声通話SIM/料金表 (税込) | |||
初期費用 | 3,733円 | ||
月額料金 |
0.5GB | 550円 | |
1GB | 770円 | ||
3GB | 990円 | ||
6GB | 1,320円 | ||
10GB | 1,760円 | ||
セット割 | 220円割引 (最大5回線まで) | ||
5Gオプション | 無料 | ||
かけ放題 | 10分/回 | +935円 | |
制限なし | +1,430円 | ||
端末代金 | 新規 | 8GB/128GB | 受付終了 |
8GB/256GB | ー | ||
16GB/256GB | ー | ||
MNP | 8GB/128GB | 受付終了 | |
8GB/256GB | ー | ||
16GB/256GB | ー | ||
最低利用期間 | なし | ||
契約解除料 | 0円 |
mineo
mineo (マイネオ) は、docomo回線、au回線、SoftBank回線のトリプルキャリア対応の格安SIMサービス。2023年2月22日 (水) より提供開始する最大32kbpsの新料金プラン「マイそく スーパーライト」では音声通話SIMが月額250円 (税込)、平日の12時台を除いて最大300kbps~3Mbpsでデータ通信が使い放題の「マイそく/マイそく ライト」では音声通話SIMが月額660円 (税込) から利用できるほか、深夜早朝の高速データ通信が使い放題になるオプション「夜間フリー」が月額990円 (税込) で利用可能。
また、既存プランの「マイピタ」では、ウェブ広告がカウントフリーになる「広告フリー」が無料、10GB以上のプランなら最大1.5Mbpsで使い放題になる「パケット放題 Plus」が無料で利用可能。
2022年11月25日 (金) に「ZenFone 9」の8GB/128GBモデルを発売し、端末価格は10万2,168円 (税込)。2024年1月31日 (水) までは、10分かけ放題オプションが最大4ヶ月間 無料、時間無制限かけ放題オプション初月無料&3ヶ月間 月額660円 (税込) で利用できるキャンペーンを開催しています。
音声通話SIM/料金表 (税込) | |||
初期費用 | 3,740円 | ||
月額料金 |
300kbs | 250円 | |
300kbps | 660円 | ||
1.5Mbps | 990円 | ||
3Mbps | 2,200円 | ||
1GB | 1,298円 | ||
5GB | 1,518円 | ||
10GB | 1,958円 | ||
20GB | 2,178円 | ||
セット割 | 330円割引 | ||
5Gオプション | 無料 | ||
かけ放題 | 10分/回 | +550円 | |
制限なし | +1,210円 | ||
端末代金 | 新規 | 8GB/128GB | 102,168円/4,257円×24回 |
8GB/256GB | ー | ||
16GB/256GB | ー | ||
MNP | 8GB/128GB | 102,168円/4,257円×24回 | |
8GB/256GB | ー | ||
16GB/256GB | ー | ||
最低利用期間 | なし | ||
契約解除料 | 0円 |
ASUS ZenFone 9/詳細
ZenFone 9 (ゼンフォン ナイン) は、5,000万画素のデュアルカメラや5.9インチの有機ELディスプレイ、Snapdragon 8+ Gen 1、8GB/16GBメモリー、128GB/256GBストレージ 、4,300mAhバッテリー、デュアルステレオスピーカーを搭載し、防水防塵 (IP68)、おサイフケータイ (FeliCa) にも対応したコンパクトなハイエンドモデル。
カメラ
アウトカメラ
背面のカメラは5,000万画素 (メイン) +1,200万画素 (超広角/マクロ) のデュアルレンズ。
メインカメラには大型のCMOSイメージセンサー「IMX766」を採用。ZenFone 8の「IMX686」よりもセンサーサイズは約22%、ピクセルサイズは約56%大きくなり、より多く光を取り込めることができるほか、ローライト (低照度) アルゴリズムも改善され、薄暗いシーンでも美しく鮮明な写真が撮影可能。1,200万画素の超広角カメラは最短4cmのマクロ撮影にも対応。
メインカメラに6軸ハイブリッドジンバルスタビライザーを内蔵し、ZenFone 9に採用されたジンバルOISは従来のOIS (光学式手ブレ補正) と違い、レンズとセンサーユニットの全体を動かすことによって最大3度の補正を可能にしているほか、最新のEIS (電子式手ブレ補正) アルゴリズムを組み合わせることで滑らかでブレのない動画撮影することができます。
ナイトモードやプロモード、パノラマ、スローモーション、タイムラプス、ライトトレイルモード9といった撮影モードが用意されており、8K 24fpsや4K 60fps、HDR10+の動画撮影にも対応。
概要 | ||
カメラ1 (広角) |
有効画素数 | 50MP |
センサー | 1/5.6″ Sony IMX766 | |
画素サイズ | 1.0μm | |
画角 | ― | |
焦点距離 | 23.8mm相当 (35mm換算値) | |
絞り値 | f/1.9 | |
AF | 2×2 OCL PDAF | |
カメラ2 (超広角) |
有効画素数 | 12MP |
センサー | 1/2.55″ Sony IMX363 | |
画素サイズ | 1.4μm | |
画角 | 113° | |
焦点距離 | 14.4mm相当 (35mm換算値) | |
絞り値 | f/2.2 | |
AF | Dual PDAF | |
動画撮影 | 8K UHD 24fps, EIS |
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4K UHD 30fps/60fps, EIS | ||
1080p 30fps/60fps, HyperSteady | ||
LEDフラッシュ | Single LED Flash |
インカメラ
前面のカメラは1,200万画素となっていて、デュアルPDAF (像面位相差オートフォーカス) を搭載するほか、4K 30fpsやFHD 60fpsの動画撮影にも対応しています。
概要 | ||
カメラ1 | 有効画素数 | 12MP |
センサー | 1/2.93″ Sony IMX663 | |
画素サイズ | 1.22μm | |
画角 | 27.5mm相当 (35mm換算値) | |
絞り値 | f/2.45 | |
AF | Dual PDAF | |
動画撮影 | 4K UHD 30fps, 1080p 60fps | |
LEDフラッシュ | ― |
デザイン
外観/ボディ
前モデルの「ZenFone 8」と同様に5.9インチサイズのコンパクトなボディ。側面がフラットになったことで端末内部のスペースを効率的に使えるようになり、約40%大きいカメラシステム、約10%大きいチップセット、約7.5%大きいバッテリーを搭載しながらも、約2%の小型化を実現し、本体サイズは約146.5mm (高さ) ×約68.1mm (横幅) ×約9.1mm (厚さ)、重量は約169g。背面はポリカーボネートプラスチックを使用し、指紋や汚れの付きにくいコーティングが施されています。
本体ボディはIP68の高い防水性能・防塵性能を備えるほか、ディスプレイガラスには衝撃や傷に強い「Gorilla Glass Victus」を採用し、本体のカラーバリエーションは「ミッドナイトブラック」「ムーンライトホワイト」「サンセットレッド」「スターリーブルー」の4色が用意されています。
概要 | ||
本体カラー | Midnight Black, Moonlight White Sunset Red, Starry Blue |
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耐久性能 | 防塵 | IP6X (耐塵形) |
防水 | IPX5 (防噴流形)/IPX8 (水中形) | |
耐衝撃 | ー | |
サイズ | 縦幅 | 約146.5mm |
横幅 | 約68.1mm | |
厚さ | 約9.1mm | |
重量 | 約169g |
ディスプレイ
画面/表示
5.9インチ/アスペクト比 20:9のAMOLEDディスプレイを採用し、解像度は2,400×1,080ドット (フルHD+)、画素密度は445ppi。最大輝度は1,100nit、sRGBの色域を151.9%、映画制作に用いられる「DCI-P3」の色域を112%カバーする広色域表示、色差 (Delta E) は1.0未満の正確な色表現が可能になっているほか、リフレッシュレートレート 120Hzの滑らかな表示やタッチサンプリングレート 240Hzの高速レスポンス、HDR10+の表示に対応。
スリープ時でも日付や時刻、バッテリー残量などを常に画面に表示できる「Always-on Panel」や画面を見ている間はスリープに移行しないようする「スマートスクリーン」といった機能も搭載しています。
概要 | |
画面サイズ | 約5.9インチ |
アスペクト比 | 20:9 |
カメラ部分 | パンチホール |
パネル種類 | AMOLED |
画面占有率 | 84.6% |
画面解像度 | 2,400×1,080 (FHD+) |
画素密度 | 445ppi |
ピーク輝度 | 800nits |
RR/TSR | 120Hz/240Hz |
ガラス | Gorilla Glass Victus |
パフォーマンス
チップセット/メインメモリー/ストレージ
チップセット (SoC) はハイエンド向けのSnapdragon 8+ Gen 1 (SM8475)。TSMCの4nmプロセスで製造され、CPUのKryoは、3.2GHzで動作するKryo Prime (Arm Cortex-X2ベース) のプライムコアが1つ、2.75GHzで動作するKryo Gold (ARM Cortex-A710ベース) のパフォーマンスコアが3つ、2.0GHzで動作するKryo Silver (ARM Cortex-A510ベース) の省電力コアが4つのオクタコア。前モデル (ZenFone 8) の「Snapdragon 888」と比較して、CPUは約15%高速化、GPUのグラフィックレンダリング性能は約50%向上、電力効率は約30%改善されています。
メインメモリ (RAM) の容量は8GB/16GB、内蔵ストレージ (ROM) の容量は128GB/256GB、外部ストレージには非対応。
そのほか、一新された冷却システムは、前モデルのヒートパイプのに代わりに、約2.3倍大型のベイパーチャンバーを採用し、銅製ヒートスプレッダー、グラファイトシート、高性能なサーマルペーストを組み合わせることで、冷却性能は大幅に向上。最新のFPSゲームでも快適にプレイできる性能を備えています。
概要 | ||
SoC | メーカー | Qualcomm |
モデル | Snapdragon 8+ gen 1 | |
プロセス | TSMC N4 | |
CPU | Kryo CPU (最大3.2GHz) | |
ISP | Spectra ISP | |
DSP | Hexagon DSP | |
GPU | Adreno 730 GPU | |
モデム | Snapdragon X65 5G Modem-RF System | |
RAM | 容量 | 8GB/16GB |
規格 | LPDDR5 | |
ROM | 容量 | 128GB/256GB |
規格 | UFS 3.1 | |
microSD | 容量 | 非対応 |
規格 |
バッテリー
バッテリー容量/急速充電
コンパクトなボディに4,300mAhの大容量バッテリーを搭載し、最大8.1時間のゲームプレイ、最大18.5時間の動画再生を実現。30Wの急速充電に対応しており、わずか30分で約50%充電が可能になっているほか、急速充電器 (Hypercharge Adapter 30W) も付属。バッテリーの劣化を抑える「バッテリーケア機能」も搭載しています。
概要 | ||
容量 | 4,300mAh | |
急速充電 | Quick Charge 4.0, USB PD 3.0 PPS | |
充電時間 | 約1.3時間 | |
駆動時間 | Wi-Fi | 約13.5時間 |
5G | 約11.5時間 | |
LTE | 約13.3時間 | |
連続通話 | VoLTE | 約2,850分 |
3G | 約1,968分 | |
連続待受 | 5G | 約333.2時間 |
LTE | 約366.8時間 | |
3G | 約260時間 | |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
ネットワーク (対応キャリア)
docomo回線
5G回線はn78、4G回線はBand 1/Band 3/Band 19/Band 28/Band 42、n79 (4.5GHz帯) はサポートしていませんが、ドコモ回線の主要な周波数帯はほとんど全てカバーしています。
対応バンド (docomo) | |||
5G NR | Sub6 | n78 | 〇 |
n79 | ― | ||
ミリ波 | n257 | ― | |
4G LTE | Band 1 | 〇 | |
Band 3 | 〇 | ||
Band 19 | 〇 | ||
Band 21 | ― | ||
Band 28 | 〇 | ||
Band 42 | 〇 |
au回線
5G回線はn3/n28/n77/n78、4G回線はBand 1/Band 3/Band 18/Band 26/Band 28/Band 41/Band 42をサポートし、au回線の主要な周波数帯はほとんど全てカバーしています。
対応バンド (au) | |||
5G NR | Sub6 | n3 | 〇 |
n28 | 〇 | ||
n77 | 〇 | ||
n78 | 〇 | ||
ミリ波 | n257 | ― | |
4G LTE通信 | Band 1 | 〇 | |
Band 3 | 〇 | ||
Band 11 | ― | ||
Band 18 | 〇 | ||
Band 26 | 〇 | ||
Band 28 | 〇 | ||
Band 41 | 〇 | ||
Band 42 | 〇 |
SoftBank/Y!mobile回線
5G回線はn3/n28/77、4G回線はBand 1/Band 3/Band 8/Band 28/Band 42をサポートし、ソフトバンク (ワイモバイル) 回線の主要な周波数帯をカバーしています。
対応バンド (SoftBank/Y!mobile) | |||
5G NR | Sub6 | n3 | 〇 |
n28 | 〇 | ||
n77 | 〇 | ||
ミリ波 | n257 | ― | |
4G LTE | Band 1 | 〇 | |
Band 3 | 〇 | ||
Band 8 | 〇 | ||
Band 11 | ― | ||
Band 28 | 〇 | ||
Band 41 | 〇 | ||
Band 42 | 〇 |
Rakuten回線
5G回線はn77、4G回線はBand 3/Band 18 (パートナー回線) をサポートし、楽天モバイルのSIMカードも利用可能になっています。
対応バンド (Rakuten) | |||
5G NR | Sub6 | n77 | 〇 |
ミリ波 | n257 | ― | |
4G LTE | Band 3 | 〇 | |
(Band 18) | 〇 |
カラーバリエーション
本体のボディカラーは「Midnight Black (ミッドナイトブラック)」や「Moonlight White (ムーンライトホワイト)」のほか、華やかで印象的な「Sunset Red (サンセットレッド)」や落ち着いた色合いの「Starry Blue (スターリーブルー)」といった全4色になっています。
Midnight Black
Moonlight White
Sunset Red
Starry Blue
スペック一覧
スペック表 | ||
メーカー | ASUS | |
モデル | ZenFone 9 | |
型番 | AI2202 | |
発売日 | 2022年11月4日 (金) | |
販売価格 (税込) | 99,800~129,800円 | |
カメラ |
背面 | 5,000万画素+1,200万画素 |
前面 | 1,200万画素 | |
OS | Android 12 (ZenUI 9) | |
画面 | サイズ | 5.9インチ (20:9) |
種類 | AMOLED | |
解像度 | 2,400×1,080 (FHD+) | |
チップセット | Snapdragon 8+ Gen 1 | |
メインメモリー | 8GB/16GB | |
ストレージ | 128GB/256GB | |
microSD | ー | |
バッテリー | 容量 | 4,300mAh |
急速充電 | 最大30W | |
使用時間 | 約1.9日間 | |
コネクタ | USB Type-C | |
イヤホンジャック | 〇 | |
SIMカード | nanoSIM×2 | |
DSDS/DSDV | 対応 | |
キャリアアグリゲーション | 6CA (DL)/2CA (UL) | |
通信速度 | 5G NR | 受信時: 最大4.5Gbps/送信時: 最大900Mbps |
4G LTE | 受信時: 最大2.0Gbps/送信時: 最大211Mbps | |
Band | 5G NR | n1, n2, n3, n5, n7, n8, n12, n20, n28, n38, n77, n78 |
4G LTE | B1, B2, B3, B4, B5, B7, B8, B12, B17, B18, B19, B20, B26, B28, B38, B39, B40, B41, B42, | |
3G | B1, B2, B4, B5, B6, B8, B19 | |
2G | 850MHz, 900MHz, 1800MHz, 1900MHz | |
対応キャリア | docomo, au, SoftBank, Rakuten | |
VoLTE | 〇 | |
テザリング | 〇 | |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) | |
Bluetooth | Bluetooth® 5.2 | |
測位方式 | GPS, Glonass, Galileo, BeiDou, QZSS, NavIC | |
センサー類 | NFC, 指紋センサー, 電子コンパス, 加速度計, 環境光センサー, 近接センサー, ジャイロセンサー | |
生体認証 | 指紋認証 | 〇 |
指紋認証 | 〇 | |
スピーカー | ステレオスピーカー | |
ワンセグ/フルセグ | ー/ー | |
ハイレゾ再生 | 〇 | |
NFC | 〇 | |
FeliCa | 〇 | |
ジャイロ | 〇 | |
防水/防塵 | 〇/〇 | |
本体カラー | Midnight Black, Moonlight White, Sunset Red, Starry Blue |
|
サイズ | 約146.5×68.1×9.1mm | |
重量 | 約169g |
ASUS ZenFone 9とROG Phone 6/6 Proの違いを比較
概要
ASUSのゲーミングスマートフォン「ROG Phone 6/6 Pro」は、5,000万画素の3眼カメラ、165Hz駆動に対応した6.78インチのAMOLEDディスプレイ、デュアルフロントスピーカー、Snapdragon 8+ Gen 1、6,000mAhバッテリーなどを搭載したハイエンドモデル。上位モデルの「ROG Phone 6 Pro」では背面に2.0インチのOLEDディスプレイが配置されています。
主な共通点
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主な違い
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販売価格の比較
ASUSの公式オンラインストアでは、ZenFone 9が9万9,800円 (税込)、ROG Phone 6シリーズが12万9,800円 (税込) から購入可能になっています。
購入価格一覧 (税込) | ||
ZenFone 9 | 8GB/128GB | 9万9800円 |
8GB/256GB | 11万2800円 | |
16GB/256GB | 12万9800円 | |
ROG Phone 6 | 12GB/256GB | 12万9800円 |
16GB/512GB | 14万9800円 | |
ROG Phone 6 Pro | 18GB/512GB | 16万9800円 |
ZenFone 9とROG Phone 6シリーズのどちらの方がオススメ?
ASUSのフラッグシップモデル「ZenFone 9」とゲーミングモデル「ROG Phone 6/6 Pro」を比較すると、どちらもハイエンドチップ「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載し、カメラ性能に大きな差はありませんが、片手でも扱いやすい軽量コンパクトなデザインになっていおり、完全防水に対応するほか、サイフケータイも利用可能になっているので、ゲーム以外にも使用するなら「ZenFone 9」の方がオススメです。
ASUS ZenFone 9/端末比較
ZenFoneシリーズの最新モデル「ZenFone 9」は、5,000万画素のデュアルカメラや5.9インチの有機ELディスプレイ、Snapdragon 8+ Gen 1、8GB/16GBメモリー、128GB/256GBストレージ、4,300mAhバッテリー、デュアルステレオスピーカーを搭載するほか、防水防塵、DSDVなどに対応したハイエンドクラスの5Gスマートフォン。前モデル「ZenFone 8」やSONYの「Xperia 5 IV」、Xiaomiの最新モデル「Xiaomi 12T Pro」とではどのように違うのか比較します。
ZenFone 8 (ASUS)
ZenFone 8 は、6,400万画素のデュアルカメラ、120Hz駆動の有機ELディスプレイ、Snapdragon 888、8GB/16GBメモリー、128GB/256GBストレージ、4,000mAhバッテリー、ステレオスピーカーを搭載するほか、DSDV、FeliCaなどに対応したハイエンドモデル。
スペック表 | ||
メーカー | ASUS | |
モデル | ZenFone 8 | |
発売日 | 2021.8.20 | |
販売価格 | 7~10万円台 | |
カメラ | 背面 | 64MP+12MP |
前面 | 12MP | |
ディスプレイ | 5.9型 有機EL FHD+ | |
OS | Android 11 (ZenUI 8) | |
SoC | Snapdragon 888 | |
RAM/ROM | 8GB/128GB, 8GB/256GB, 16GB/256GB | |
バッテリー | 4,000mAh | |
生体認証 | 指紋, 顔 | |
ワンセグ | ― | |
おサイフケータイ | 〇 | |
防水/防塵 | 〇/〇 | |
DSDS | DSDV対応 | |
サイズ | 約148×68.5×8.9mm | |
重量 | 約169g |
Xperia 5 IV (SONY)
Xperia 5 IV は、1,220万画素のトリプルカメラ、6.1インチ (20:9) の有機ELディスプレイ、Snapdragon 8 Gen 1、8GBメモリー、128GB/256GBストレージ、5,000mAhバッテリー、ステレオスピーカーを搭載するほか、ワイヤレス充電、eSIM、DSDV、FeliCaなどに対応したハイエンドモデル。
スペック表 | ||
メーカー | SONY | |
モデル | Xperia 5 IV | |
発売日 | 2022.10 | |
販売価格 | 11万円台 | |
カメラ | 背面 | 12.2MP+12.2MP+12.2MP |
前面 | 12.2MP | |
ディスプレイ | 6.1型 有機EL FHD+ | |
OS | Android 12 | |
SoC | Snapdragon 8 Gen 1 | |
RAM/ROM | 8GB/128GB, 8GB/256GB | |
バッテリー | 5,000mAh | |
生体認証 | 指紋 | |
ワンセグ | ― | |
おサイフケータイ | 〇 | |
防水/防塵 | 〇/〇 | |
DSDS | DSDV対応 | |
サイズ | 約156×67×8.2mm | |
重量 | 約172g |
Xiaomi 12T Pro (XIAOMI)
Xiaomi 12T Proは、2億画素のトリプルカメラ、2,000万画素のフロントカメラ、6.67インチサイズのCrystalRes AMOLEDディスプレイ、デュアルスピーカー、Snapdragon 8+ Gen 1、8GBメモリー、128GB/256GBストレージ、120W急速充電対応の5,000mAhバッテリーを搭載し、eSIM、DSDV、FeliCaなどに対応したフラッグシップモデル。
スペック表 | ||
メーカー | Xiaomi | |
モデル | Xiaomi 12T Pro | |
発売日 | 2022.12 | |
販売価格 | 10万円台 ~ | |
カメラ | 背面 | 200MP+8MP+2MP |
前面 | 20MP | |
ディスプレイ | 6.67型 有機EL 1.5K | |
OS | MIUI 13 (Android 12) | |
SoC | Snapdragon 8+ Gen 1 | |
RAM/ROM | 8GB/128GB, 8GB/256GB | |
バッテリー | 5,000mAh | |
生体認証 | 指紋, 顔 | |
ワンセグ | ― | |
おサイフケータイ | 〇 | |
防水/防塵 | 〇 (生活防水)/〇 | |
DSDS | DSDV対応 | |
サイズ | 約163.1×65.9×8.6mm | |
重量 | 約205g |
参考記事
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