格安SIM・格安スマホとは?メリット・デメリットをおさえて賢く利用する!

格安SIM・格安スマホとは?

格安SIMとは、格安な月額料金で利用できるSIMカード。自社で通信インフラ(通信設備)を持たずに、大手キャリア(docomo、au、SoftBank等)から回線を借り受けてサービスを提供しており、設備費等を安く抑える事ができるため、大手キャリアと比べて安価で利用することができます。また、格安SIMを提供している通信事業者をMVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)といいます。格安SIMは、SIMロック解除をした端末やSIMフリー端末で利用する事ができ、格安SIMを利用するスマホを格安スマホといいます。

SIMカード

SIMカード (Subscriber Identity Module) とは、携帯電話会社情報や電話番号などの登録情報が記録されているICカードの事。端末に差し込む事によって、その端末で通信を行うことができるようになります。インターネット通信のみが行えるデータ専用SIMカード、ショートメッセージサービス(SMS機能)を追加したSIMカード、電話機能が使える音声通話SIMカードといった種類があります。また、SIMカードのサイズによって、「標準SIM」、「microSIM」、「nanoSIM」と分類され、現在、販売しているスマートフォンの大部分が、「nanoSIM」に対応しています。

SIMカードのタイプ
名称 サイズ(縦×横)
通常SIM 25mm×15mm
microSIM 15mm×12mm
nanoSIM 12.3mm×8.8mm
SIMロック・SIMロック解除とは?

SIMロックとは、docomoやau、SoftBankなどで契約・購入をした端末が、他の通信会社のSIMカードを挿入しても使えないようにしている状態をいいます。そして、このSIMロックを解除することをSIMロック解除といいます。また、最初からSIMロックがされていない端末をSIMフリー端末といいます。SIMロックは日本独特の制度でもあり、2015年5月以降はSIMロック解除(SIMフリー)が義務化されています。

格安SIM・格安スマホのメリット・デメリット

メリット

  • 月額料金を安く抑えられる。
  • 契約の「2年縛り」がない。
  • プランが豊富で柔軟に選ぶ事ができる。
月額料金が安い!

格安SIM・格安スマホを利用する1番のメリットは、月額料金がとにかく安いことです。大手キャリアのように、色々と条件の付いた割引を適用しなくても、音声通話付きで月額1,000円以下で利用する事も可能。キャリアから格安SIMに乗り換えた場合の違約金を考慮しても、それ以上に節約できます。

最安値の格安SIM

「2年縛り」なし

大手キャリアでは契約期間が2年間で自動的に更新されてしまいますが、格安SIMの場合は多くが契約期間が6~12ヶ月間くらいで自動更新もなく、半年~1年ほどすれば、いつでも自由に解約や乗り換え(MNP転出)をする事ができます。中には、契約期間がなく解約や乗り換えに伴う違約金がほとんど発生しないMVNOもあります。

☛最低契約期間のない格安SIM:マイネオリンクスメイトイオンモバイル

プランが豊富

通信量ごとに細かく料金プランが分かれていて、ネット使い放題や、5分、10分、制限なしといった電話かけ放題などのサービスも提供しているので、必要に応じてプランを選ぶことができ、月毎に変更することも可能です。また、MVNO各社が様々な独自のサービスを提供していて、YouTubeなどの動画や、LINEやInstagramといったSNS、グラブルやシャドウバースといったゲームなど、特定のサービスを通信量にカウントの対象にしない「カウントフリー」機能のある格安SIMや、マイルやポイントの貯まる格安SIM、キャッシュバックがもらえる格安SIM、光回線とのセット割引がある格安SIMなど、目的や利用状況に応じて選択可能です。

楽天スーパーポイントが貯まる「楽天モバイル」
ANAのマイルが貯まる「ANA Phone
カウントフリーのある格安SIM一覧
格安SIMのキャッシュバック一覧
セット割引の一覧

デメリット・注意点

  • キャリアメール・キャリア決済ができない。
  • LINEの「ID検索」ができない。(LINEの年齢認証ができない)
  • 契約にクレジットカードが必要な場合が多い。
  • 通信が安定しない・通信速度が遅い。
  • 3日間での通信制限がある。
  • 「Apple Watch」単体でのLTE通信機能が利用できない。
キャリアのメールアドレスが利用できない

格安SIM・格安スマホに移行すると、@docomo.ne.jpや@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jpなどといった大手キャリア独自のメールアドレスが利用できなくなります。しかし、GmailやYahoo!mailといったフリーメールで代替する事が出来ます。また、「OCNモバイルONE」や「BIGLOBEモバイル」、「楽天モバイル」など、無料でメールアドレスを提供している格安SIMも多くあり、「UQmobile (UQモバイル)」ではキャリアメール(MMS)を利用する事ができます。

☛対策:Gmailなどのフリーメールを利用する

☛対策:フリーメール・MMSを提供している格安SIMを利用する。

キャリア決済ができない

格安SIM・格安スマホでは、アプリやコンテンツなどの支払いを月額料金にまとめる「キャリア決済」が利用できません。しかし、決済クレジットカードやデビットカード、プリペイドカードで支払いをする事は可能で、対応しているコンテンツやサービスがほとんどです。ただ、いくつか「キャリア決済」のみにしか対応していないサービスもあります。そういった場合には、MVNOではありませんが、ソフトバンクのサブブランド的な位置にある「Y!mobile (ワイモバイル)」ならキャリア決済を利用する事ができます。また、裏技的にSPモード決済を利用する方法などが、ネットで紹介されたりしていますが、キャリアの仕様の変更に伴い急に使えなくなる事もあるので、あまりおすすめはしません。

☛対策 1:クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードで支払いをする。

☛対策 2:「Y!mobile (ワイモバイル)」でキャリア決済を利用する。

契約にクレジットカードが必要な場合が多い。

格安SIM・格安スマホを提供するMVNO事業者 (仮想移動体通信事業者) では、契約時にクレジットカードが必須となる事が多くなっています。クレジットカードを持っていない場合は、口座振替やデビットカード、その他の支払い方法など、クレジットカード以外の支払い方法に対応している格安SIM (MVNO) で、申し込みをする必要があります。「楽天モバイル」は口座振替とデビットカード、「OCNモバイルONE」と「UQモバイル」は口座振替、「LINEモバイル」はLINE Payカード (プリペイド)、「LinksMate (リンクスメイト)」はLP (LinksPoint) での支払いにそれぞれ対応しています。

※「LP (LinksPoint)」は、LinksMate (リンクスメイト) のポイントサービス。コンビニ決済や銀行決済で購入することができます。

☛対策 1:デビットカードで契約する。

⇒「楽天モバイル

☛対策 2:口座振替で契約する。

⇒「楽天モバイル」「OCNモバイルONE」「UQ mobile (UQモバイル)」「Y!mobile (ワイモバイル)」

☛対策 3:LINE Pay カードで契約する。

⇒ 「LINE MOBILE (ラインモバイル)

☛対策 4:LP支払いで契約する

⇒「LinksMate (リンクスメイト)

LINEの年齢認証ができず、ID検索や電話番号検索ができない。

LINE(ライン)の「年齢認証」は、キャリアの契約情報と照合して行います。そのため、格安SIMでは「年齢認証」ができず、「ID検索」や「電話番号検索」といった機能が利用できません。しかし、LINEのグループ企業である「LINEモバイル」では、「年齢認証」が可能になっています。さらに、トークや通話に関する通信量をカウントしない機能 (カウントフリー) もあるので、LINEを頻繁に利用するに方は「LINEモバイル」がおススメです。また、「ID検索」や「電話番号検索」などが利用できなくても、「ふるふる」や「QRコード」で友達追加をすることはできます。

☛対策 1:「LINE MOBILE (ラインモバイル)」なら年齢認証できる。

☛対策 2:「ふるふる」「QRコード」を活用する。

通信が安定しない・通信速度が遅い

格安SIM (MVNO) では、大手キャリアから回線の一部を借りて運用しているので、昼間などの混雑する時間帯には通信速度が遅くなってしまいます。ただし、一日中ずっと通信速度が遅いわけではなく、実行速度や体感速度もMVNOによって大きく異なります。通信速度が最も速いのは「UQモバイル」。大手キャリアと比較しても遜色なく、昼間でも快適に利用する事ができます。

☛対策:通信速度で選ぶなら「UQ mobile (UQモバイル)

3日間での通信制限がある。

大手キャリアと比べると格安SIM (MVNO) では、3日間での通信速度制限が厳しくなっています。高速通信を3日間で3GB以上利用すると通信速度が128~200kbpsに制限されたり、低速通信(128~200kbps)で3日間で366MB以上利用すると、通信速度が更に遅い20kbpsまで制限されたりしてしまいます。一方で、速度制限する場合があると公示はしているが、実際にはほとんど規制されなかったり、制限を全く設けていないMVNOもあります。

☛対策:3日間の通信速度制限がないMVNOを選ぶ。

⇒「楽天モバイル」「OCNモバイルONE」「BIGLOBEモバイル」「LINEモバイル

「Apple Watch」単体でのLTE通信機能は使えない。

「Apple Watch Series 3」のGPS+Cellularモデルには組込型のeSIMが使われており、MVNOではeSIMを書き換えることができず、SIMを交換する事もできません。よって、単体での電話やデータ通信は、現状、利用する事ができません。ただ、GPSモデルの利用は可能です。

☛「Apple Watch」単体での通話・通信は利用できない。

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