ソフトバンクは、2020年12月22日 (火) に新ブランド「LINEMO (ラインモ)/仮称 SoftBank on LINE」を発表しました。データ容量は20GBで、超過後も最大1Mbpsのデータ通信が利用できるほか、LINEがギガノーカウントとなっていて、KDDIの新ブランド「povo (ポヴォ)」と同様に月額 税込2,728円 (税抜2,480円) から利用可能。オンライン専用ブランドで、2021年3月17日 (水) よりサービスを開始しています。
LINEMO (ラインモ)/詳細・概要
ソフトバンクの4G/5Gネットワークに対応し、月々のデータ容量は20GBで「LINE」がギガノーカウント (カウントフリー) になるほか、データ容量の超過後も最大1Mbpsの速度でデータ通信が利用できます。
音声通話 (国内通話) の料金は22円 (税込)/30秒となっていて、5分かけ放題などの通話定額はオプション扱い。1回あたり5分以内の国内通話が無料になるサービスが月額550円 (税込)、5分を超える国内通話も無料になる制限なしの通話定額サービスが月額1,650円 (税込) で追加可能。
物理SIMだけでなく「eSIM」でも提供されており、月額基本料金は2,728円 (税込) になっています。
概要 | ||
運営会社 | SoftBank | |
回線 | SoftBank/Y!mobile | |
対応通信 | 5G回線 | 対応 |
4G回線 | 対応 | |
3G回線 | (確認中) | |
初期費用 | 0円 | |
月額料金 | 2,728円 (税別) | |
プラン | 通信量 | 20GB |
SMS | 〇 | |
音声通話 | 〇 | |
かけ放題 | 5分/回 | +550円 (税込) |
制限なし | +1,650円 (税込) | |
データチャージ | 550円 (税込)/1GB | |
データシェア | ー | |
キャリアメール | ー | |
Wi-Fiスポット | ー | |
テザリング | 〇 | |
通信速度 (5G) |
受信時 | 最大2.4Gbps |
送信時 | 最大103Mbps | |
通信速度 (4G) |
受信時 | 最大838bps |
送信時 | 最大46Mbps | |
通信制限 | 国内 | 20GB/月 |
海外 | ー | |
制限時の通信速度 | 最大1Mbps | |
3日間制限 | なし | |
通信量の翌月繰越 | 不可 | |
高速/低速の切替 | なし | |
バースト転送機能 | ー | |
カウントフリー | LINE | |
取り扱い | ウェブ | |
スマホセット販売 | (未定) | |
契約条件 | 20歳以上の個人 | |
支払方法 | クレカ/口座振替 | |
最低利用期間 | なし | |
契約解除料 | 0円 |
LINEMO (ラインモ) の8つの特徴やメリット
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料金プランがシンプルで安い
ソフトバンクの新ブランド「LINEMO (SoftBank on LINE)」は20GBプランの1種類のみのシンプルな料金体系となっていて、複雑な条件の割引はなく、月額 税込2,728円 (税抜2,480円) で利用可能となっています。
ソフトバンク品質のネットワーク&5G通信にも対応
キャリアから通信回線を借りてサービスを提供するMVNO (格安SIM) とは違い、ソフトバンクと同一のMNO品質のネットワークを使用し、4Gの回線だけでなく5Gも追加料金なしで利用することができます。
データ容量20GB&超過後も最大1Mbps
月々のデータ容量は20GBとなっていて、容量超過後も最大1Mbpsの速度でデータ通信が利用可能。サイト閲覧やSNSのほか、音楽のストリーミング再生、YouTubeの標準画質の動画なども視聴できます。
「LINE」はギガノーカウント (カウントフリー)
NTTドコモの「ahamo (アハモ)」と違う点の1つは、使用頻度の高い人気アプリ「LINE」がギガノーカウント (カウントフリー) になること。データ通信量を気にすることなくメッセージアプリ「LINE」を利用することができます。
eSIMにも対応している
LINEMO (SoftBank on LINE) は、物理的なSIMカードだけでなく組み込み型SIM「eSIM」でもサービスを提供する予定なので、iPhoneやPixelなどeSIM対応の機種なら、SIMカードの配送を待つ必要が無く、プロファイルをダウンロードするだけで利用できます。
LINEアプリで手続きができる
LINEMO (SoftBank on LINE) はウェブサイトだけでなく、アプリ「LINE」でも申し込みやプラン変更の手続きができるほか、オンライン上で本人確認を行う「eKYC」に対応し、最短即日開通で利用し始めることができます。
LINEMO (ラインモ) の6つデメリットや注意点
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キャリアメールが利用できない
SoftBank on LINE (仮名) では、キャリアメール (@softbank.ne.jp, @ymobile.ne.jp) を提供していないので、Yahoo!メールやGmailなどのフリーメールを使用する必要があります。
ギガノーカウントの対象外となるサービスもある
SoftBank on LINE (仮名) は、メッセージアプリ「LINE」をギガノーカウント (カウントフリー) で利用できるのがメリットですが、LINE LIVEやスタンプ・着せ替えショップ、LINEゲーム、LINEマンガなど、ギガノーカウントの対象外となるサービスもあるので注意が必要です。
※ギガノーカウントの対象となるサービスは、LINEトーク、音声通話、ビデオ通話、タイムラインの表示・投稿・シェアなどが予定されています。
セット割や家族割の発表はなし
ソフトバンクでは、家族間の通話料 (国内通話) が無料になるほか、家族で利用すると1回線ごとに最大2,200円割引になる「新みんな家族割」や、ネット (SoftBank 光/SoftBank Air) とセットで利用すると1,100円割引になる「おうち割 光セット」、ワイモバイルでは、家族で利用すると2回線目以降が550円割引になる「家族割引」や、ネット (SoftBank 光/SoftBank Air) とのセットで利用すると最大1,188円割引になる「おうち割 光セット」といった割引サービスが用意されていますが、今のところ、LINEMO (SoftBank on LINE) ではそういった割引サービスのアナウンスはありません。
ソフトバンク/ワイモバイルからはMNPの手続きが必要になる
ソフトバンクやワイモバイルのユーザーが「LINEMO (ラインモ)」を利用するには、他社から乗り換える場合と同様にMNPの手続き必要ですが、契約事務手数料や契約解除料、MNP転出手数料など移行に関する手数料は無料になっています。
実店舗での契約やサポートはない
LINEMO (SoftBank on LINE) はオンライン専用ブランドとなっているので、ソフトバンクショップ店舗での申し込みや契約後のサポートは利用できません。
ライトユーザーはMVNOの方が安くなる
LINEMO (SoftBank on LINE) は20GBプランの1種類のみとなっているので、1ヶ月のデータ通信量が3GB未満のライトユーザーは、LINEモバイルなどの格安SIM (MVNO) の方が料金が安くなります。
LINE MOBILE/ベーシックプラン (音声通話SIM)
LINEモバイル「ベーシックプラン」は、500B、3GB、6GB、12GBの4種類のプランが用意されており、全てのプランでメッセージアプリ「LINE」がカウントフリーになるほか、主要SNSや音楽配信サービスがカウントフリーになるオプションも選択可能。音声通話SIMの料金は、500MBプランが月額1,210円 (税込)、3GBプランが月額1,628円 (税込) となっていて、10分かけ放題も月額968円 (税込) で追加できます。
概要 | |||
初期費用 | 3,740円 (税込) | ||
月額料金 | 0.5GB | 1,210円 (税込) | |
3GB | 1,628円 (税込) | ||
6GB | 2,420円 (税込) | ||
12GB | 3,520円 (税込) | ||
+LINEフリー | +0円 (税込) | ||
+SNSフリー | +308円 (税込) | ||
+SNS音楽フリー | +528円 (税込) | ||
+10分かけ放題 | +968円 (税込) | ||
最低利用期間 | なし | ||
契約解除料 | 1,100円 (税込) |
※格安SIMサービス「LINEモバイル」は2021年3月31日 (水) をもって新規申込の受付を終了しています。