モトローラ・モビリティ・ジャパンは、4G対応のAndroidスマホ「moto e7」「moto e7 power」を2021年2月18日 (木) に発表しました。moto eシリーズの最新モデル「moto e7」と「moto e7 power」とではどのように違うのかを比較します。
MVNO各社の販売価格を比較
moto e7シリーズのベースモデル「moto e7」は、IIJmio、mineo、BIGLOBEモバイル、QTモバイルなどのMVNOで取り扱いをしており、格安SIMとセットなら実質0円から購入可能。大容量バッテリーモデル「moto e7 power」は、IIJmioやnuroモバイルなどのMVNOで取り扱いをしており、格安SIMとセットなら110円 (税込) から購入可能になっています。
IIJmio (アイアイジェイミオ)
IIJmioは、インターネットイニシアティブ (IIJ) が提供する老舗の格安SIMサービス。au回線に対応した従量課金制の「従量制プラン」が月額528円 (税込) から利用できるほか、2021年4月1日 (木) より開始した新プラン「ギガプラン」では、eSIM (データ通信のみ) の2GBプランが月額440円 (税込)、音声通話SIMの2GBプランが月額税込850円 (税込) で利用可能。
2022年4月30日 (土) 23:59 までは、新プラン「ギガプラン」の新規契約時の事務手数料 3,300円 (税込) が半額、データ容量が12ヶ月間 1GB増量、MNP (のりかえ) 特典で人気モデルのスマホが110円 (税込) から購入できるなどの特典の期間限定キャンペーンを実施中です。
概要 (税込) | ||
回線 | docomo/au | |
初期費用 | 1,870円~ | |
月額料金 | eSIM | 2GB: 440円~ |
データ | 1GB: 528円~ | |
音声通話 | 2GB: 850円~ | |
+かけ放題 | 5分: +500円~ | |
+5Gオプション | 無料 | |
契約期間 | データ | なし |
音声通話 | なし (ギガプラン) | |
解約金 | データ | 0円 |
音声通話 | 0円 (ギガプラン) |
「moto e7」の販売価格
IIJmioサプライサービスの販売価格は一括: 17,050円 (税込)/分割: 715円 (税込) ×24回ですが、他社から乗り換え (MNP) で「ギガプラン」とセットで申し込むと一括: 110円 (税込)/分割: 5円 (税込) ×24回で購入できます。
価格表 (税込) | |
対象端末 | moto e7 |
価格/特典 | 通常価格 (新規番号) 一括: 17,050円 分割: 715円×24回 |
MNP価格 一括: 17,050円 ⇒ 110円 分割: 715円×24回 ⇒ 5円×24回 |
「moto e7 power」の販売価格
IIJmioサプライサービスでの販売価格は一括: 15,180円 (税込)/分割: 638円 (税込) ×24回ですが、他社から乗り換え (MNP) で「ギガプラン」とセットで申し込むと一括: 110円 (税込)/分割: 5円 (税込) ×24回で購入できます。
価格表 (税込) | |
対象端末 | moto e7 power |
価格/特典 | 通常価格 (新規番号) 一括: 15,180円 分割: 638円×24回 |
MNP価格 一括: 15,180円 ⇒ 110円 分割: 638円×24回 ⇒ 5円×24回 |
※IIJmio公式サイトを必ず確認してから申込をお願いいたします。
※特典やキャンペーン内容はすべてIIJmio公式サイトの内容が正となります。
BIGLOBE mobile (ビッグローブモバイル)
BIGLOBEモバイルは、老舗プロバイダ「BIGLOBE (ビッグローブ)」が提供する格安SIMサービス。2021年2月19日 (金) より受付開始した新料金プランでは、データ通信SIMの3GBプランが月額990円 (税込)、音声通話SIMの1GBプランが月額税込1,078円 (税込) で利用できるほか、対象のコンテンツがデータ消費ゼロになる「エンタメフリー・オプション」が音声通話SIMなら月額308円 (税込) で利用可能になっています。
概要 (税込) | ||
回線 | docomo/au | |
初期費用 | 3,733円 | |
月額料金 | データ | 3GB: 990円~ |
音声通話 | 1GB: 1,078円~ | |
+エンタメフリー | +308円~ | |
+かけ放題 | 3分: +660円~ | |
+5Gオプション | ー | |
契約期間 | データ | なし |
音声通話 | 12ヶ月 | |
違約金 | データ | 0円 |
音声通話 | 1,100円 |
「moto e7」の販売価格
BIGLOBEモバイルの公式オンラインショップでの価格は778円 (税込) ×24回/支払総額: 18,691円 (税込) になっています。
価格表 (税込) | |
対象端末 | moto e7 |
価格/特典 | 販売価格 総額: 18,691円 分割: 778円×24回 |
購入特典 キャンペーンなし |
「moto e7 power」の販売価格
(取り扱いなし)
nuro mobile (ニューロモバイル)
nuroモバイルは、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する格安SIMサービス。2021年4月1日 (木) より開始した新料金プラン「バリュープラス」では、データSIMの3GBプランが月額627円 (税込)、音声通話SIMの3GBプランが月額792円 (税込) で利用可能。
概要 (税込) | ||
回線 | docomo/au | |
初期費用 | 3,740円 | |
月額料金 | データ | 3GB: 627円~ |
音声通話 | 3GB: 792円~ | |
+かけ放題 | 10分: +880円 | |
+5Gオプション | ー | |
契約期間 | データ | なし |
音声通話 | なし | |
解約金 | データ | 0円 |
音声通話 | 0円 |
「moto e7」の販売価格
(取り扱いなし)
「moto e7 power」の販売価格
nuroモバイルの公式オンラインショップでの価格は一括; 15,950円 (税込)/分割700円 (税込) ×24回になっています。
価格表 (税込) | |
対象端末 | moto e7 power |
価格/特典 | 販売価格 一括: 15,950円 分割: 700円×24回 (初回のみ1,014円) |
購入特典 キャンペーンなし |
QTmobile (QTモバイル)
QTモバイルは、九州電力グループの「QTnet」が提供する格安SIMサービス。2021年3月1日 (月) よりドコモ回線 (Dタイプ) の料金プランを全面改定し、データSIMの2GBプランが月額770円 (税込)、音声通話SIMの2GBプランが月額1,100円 (税込) で利用可能。
概要 (税込) | ||
回線 | 3キャリア対応 | |
初期費用 | 3,553~3,675円 | |
月額料金 | データ | 2GB: 770円~ |
音声通話 | 2GB: 1,100円~ | |
+かけ放題 | 10分: +935円~ | |
+5Gオプション | ー | |
契約期間 | データ | なし |
音声通話 | 12ヶ月 | |
解約金 | データ | 0円 |
音声通話 | 0~13,200円 (D) |
「moto e7」の販売価格
QTモバイルの公式オンラインショップでの価格は一括; 18,480円 (税込)/分割770円 (税込) ×24回になっています。
価格表 (税込) | |
対象端末 | moto e7 |
価格/特典 | 販売価格 一括: 18,480円 分割: 770円×24回 |
購入特典 キャンペーンなし |
「moto e7 power」の販売価格
(取り扱いなし)
スペックを比較
moto e7 (モト イーセブン) は、2021年2月26日 (金) に発売された4G対応のAndroidスマホ。moto eファミリー (第7世代) のベースモデルで、約6.5インチのMax Visionディスプレイ、4,800万画素のデュアルカメラ、500万画素フロントカメラ、Mediatek Helio G25、4GBメモリー、64GBストレージ、4,000mAhバッテリーなどを搭載し、公式オンラインストアでの販売価格は18,800円 (税込) になっています。
moto e7 power (モト イーセブン パワー) は、2021年2月26日 (金) にモトローラから発売された4G対応のAndroidスマホ。moto eファミリー (第7世代) の大容量バッテリーモデルで、約6.5インチのMax Visionディスプレイ、マクロ撮影に対応したデュアルカメラ、500万画素のフロントカメラ、Mediatek Helio G25、2GBメモリー、32GBストレージ、5,000mAhバッテリーなどを搭載し、公式オンラインストアの販売価格は16,800円 (税込) になっています。
スペック表
スペック一覧 | ||
モデル | moto e7 | moto e7 power |
発売日 | 2021/2/26 | 2021/2/26 |
価格 (税込) | 18,800円 | 16,800円 |
OS | Android 10 | Android 10 |
SoC | Helio G25 | Helio G25 |
RAM | 4GB | 2GB |
ROM | 64GB | 32GB |
外部メモリ | 最大512GB | 最大512GB |
画面サイズ | 6.5型 (20:9) | 6.5型 (20:9) |
パネル種類 | IPS液晶 | IPS液晶 |
画面解像度 | HD+ | HD+ |
背面カメラ | 4,800万画素 | 1,300万画素 |
200万画素 | 200万画素 | |
前面カメラ | 500万画素 | 500万画素 |
バッテリー | 4,000mAh | 5,000mAh |
急速充電 | (5W) | 10W |
コネクタ | Type-C | Type-C |
SIMカード | nanoSIM×2 | nanoSIM×2 |
DSDS | DSDV対応 | DSDV対応 |
VoLTE | 〇 | 〇 |
Wi-Fi | b/g/n (2.4GHz) | b/g/n (2.4GHz) |
Bluetooth | 5.0 | 5.0 |
テザリング | 対応 | 対応 |
ハイレゾ | ― | ― |
FMラジオ | 〇 | 〇 |
防水/防塵 | ー | IP52 |
指紋認証 | 〇 | 〇 |
顔認証 | ― | ー |
Felica | ― | ― |
ワンセグ | ― | ― |
サイズ (H×W×D) |
164.93mm | 165.06mm |
75.73mm | 75.86mm | |
8.89mm | 9.2mm | |
重量 | 約180g | 約200g |
「moto e7」と「moto e7 power」の共通する点
<主な共通点>
|
「moto e7」と「moto e7 power」の違う点
<主な違い>
|
カメラ
リアカメラ (背面)
「moto e7 power」が1,300万画素 (メイン) +200万画素 (マクロ) のデュアルカメラを採用しているのに対して、「moto e7」は4,800万画素 (メイン) +200万画素 (マクロ) のデュアルカメラで、メインカメラでは暗所でも鮮明な写真が撮影できるなど、背面カメラの性能は「moto e7」の方が優れています。
リアカメラ | ||
moto e7 |
画素数 | 48MP+2MP |
撮像素子 | CMOS | |
絞り値 | F1.7, F2.4 | |
AF | PDAF | |
動画 | 1080p@30fps | |
moto e7 power |
画素数 | 13MP+2MP |
撮像素子 | CMOS | |
絞り値 | F1.7, F2.4 | |
AF | PDAF | |
動画 | 1080p@30fps |
フロントカメラ (前面)
「moto e7」と「moto e7 power」のどちらも前面のカメラは500万画素となっていて、ポートレートモードや美顔補正を搭載しています。
フロントカメラ | ||
moto e7 |
画素数 | 5MP |
撮像素子 | CMOS | |
絞り値 | F2.2 | |
AF | ― | |
動画 | 1080p@30fps | |
moto e7 power |
画素数 | 5MP |
撮像素子 | CMOS | |
絞り値 | F2.2 | |
AF | ― | |
動画 | 1080p@30fps |
ボディの比較
サイズ/重量
「moto e7」は本体のサイズが164.93mm (高さ) ×75.73mm (横幅) ×8.89mm (厚さ)/重量が約180gであるのに対して、「moto e7 power」では本体のサイズが165.06mm (高さ) ×75.86mm (横幅) ×9.2mm (厚さ)/重量が約200gと多少厚くて重くなっているほか、IP5X (防塵形) の防塵、IPX2 (防滴II形) の防滴性能を備えています。
ボディ | |||
moto e7 |
本体カラー | ミネラルグレー | |
サテンコーラル | |||
防水性能 | ー | ||
防塵性能 | ー | ||
サイズ | 縦幅 | 約164.93mm | |
横幅 | 約75.73mm | ||
厚さ | 約8.89mm | ||
重量 | 約180g | ||
moto e7 power |
本体カラー | タヒチブルー | |
コーラルレッド | |||
防水性能 | △ (IPX2) | ||
防塵性能 | 〇 (IP5X) | ||
サイズ | 縦幅 | 約165.06mm | |
横幅 | 約75.86mm | ||
厚さ | 約9.2mm | ||
重量 | 約200g |
ディスプレイの比較
画面/表示
「moto e7」と「moto e7 power」のどちらも、中央のインカメラ部分に水滴型ノッチ (切り欠き)を備えた6.5インチ/アスペクト比 20:9のIPS液晶ディスプレイを採用し、画面解像度は1,600×720ドット (HD+) となっています。
ディスプレイ | ||
moto e7 |
画面サイズ | 約6.5インチ |
画面比率 | 20:9 | |
カメラ部分 | 水滴型ノッチ | |
画面占有率 | 87% | |
パネル種類 | IPS LCD | |
画面解像度 | HD+ | |
画素密度 | 269ppi | |
moto e7 power |
画面サイズ | 約6.5インチ |
画面比率 | 20:9 | |
カメラ部分 | 水滴型ノッチ | |
画面占有率 | 85% | |
パネル種類 | IPS LCD | |
画面解像度 | HD+ | |
画素密度 | 269ppi |
パフォーマンスの比較
チップセット (SoC)
「moto e7」と「moto e7 power」のどちらも、エントリークラスのゲーミングSoC「Helio 25」を採用しています。
チップセット (SoC) | ||
moto e7 |
メーカー | Mediatek |
モデル | Helio G25 | |
プロセス | 12nm | |
CPU | Cortex-A53 | |
コア数 | オクタコア | |
クロック | 2.0GHz+1.5GHz | |
GPU | PowerVR GE8320 | |
moto e7 power |
メーカー | Mediatek |
モデル | Helio G25 | |
プロセス | 12nm | |
CPU | Cortex-A53 | |
コア数 | オクタコア | |
クロック | 2.0GHz+1.5GHz | |
GPU | PowerVR GE8320 |
メインメモリー
「moto e7 power」のメインメモリ (RAM) の容量は2GBですが、「moto e7」では2倍の4GBになっています。
メインメモリー (RAM) | ||
moto e7 | 容量 | 4GB |
規格 | LPDDR4X | |
moto e7 power | 容量 | 2GB |
規格 | LPDDR4X |
ストレージ
「moto e7 power」の内蔵ストレージ (RAM) の容量は32GBですが、「moto e7」では2倍の64GBになっています。
内蔵ストレージ (ROM) | ||
moto e7 | 容量 | 64GB |
規格 | eMMC 5.1 | |
moto e7 power | 容量 | 32GB |
規格 | eMMC 5.1 | |
外部ストレージ (microSD) | ||
moto e7 | 容量 | 最大512GB |
規格 | SD/SDHC/SDXC | |
moto e7 power | 容量 | 最大512GB |
規格 | SD/SDHC/SDXC |
バッテリーの比較
バッテリー容量/急速充電
「moto e7」が4,000mAhのバッテリーを搭載しているのに対し、「moto e7 power」は最大で約2日間の駆動が可能な5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。
バッテリー | ||
moto e7 |
容量 | 4,000mAh |
急速充電 | (5W) | |
連続通話 | 未確認 | |
連続待受 | 未確認 | |
ワイヤレス | 非対応 | |
moto e7 power |
容量 | 5,000mAh |
充電規格 | 10W | |
連続通話 | 未確認 | |
連続待受 | 未確認 | |
ワイヤレス | 非対応 |
その他
生体認証
「moto e7」と「moto e7 power」のどちらも背面のロゴ部分に指紋認証センサーを搭載しています。
おサイフケータイ (FeliCa)
「moto e7」と「moto e7 power」のどちらもFeliCa非搭載で、おサイフケータイ機能は利用できません。
ワンセグ/フルセグ
「moto e7」と「moto e7 power」のどちらもワンセグやフルセグには対応していません。
対応キャリア
「moto e7」と「moto e7 power」のどちらも、ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線の3キャリアに対応しています。
DSDS/DSDV
「moto e7」と「moto e7 power」のどちらも、SIMスロットを2基搭載し、DSDV (デュアルSIMデュアルVoLTE) に対応しています。
※2枚目のSIMスロットとmicroSDスロットは排他利用となっているので、microSDカード使用時はDSDVが利用できません。
まとめ
「moto e7」と「moto e7 power」のどちらがオススメ?
moto eシリーズの最新モデルである「moto e7」と「moto e7 power」を比較すると、どちらもディスプレイやチップセット (SoC) は同じですが、「moto e7 power」はメインメモリ (RAM) の容量が2GB、ストレージ (ROM) の容量が32GBで、エントリーモデルもでるとしても少し物足りないスペックとなっているので、新規で購入するのなら「moto e7」の方がオススメです。
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