
利用者が年々増加傾向にある動画配信サービス (VOD)。課金方式によって、AVOD、SVOD、PPV (EST/TVOD) に分類され、複数の形態を組み合わせてサービスを提供されるケースもありますが、それぞれの特徴のほか、メリットやデメリット、おすすめの動画配信サービスなどを紹介します。
VODってなに?

VOD (Video On Demand) とは、インターネット通信を利用した動画配信サービス。課金形態によって「AVOD (広告型)」「SVOD (定額制)」「PPV (都度課金型)」の3種類に分類され、PPV (Pay-Per-View) には「EST (購入型)」と「TVOD (レンタル型)」の2種類の形態があります。
AVODはYoutubeやTVer、SVODはNetflixやHulu、PPVはiTunesやGoogle Playなどが広く知られていますが、AmazonプライムビデオやU-NEXTのようにSVODとPPV (EST/TVOD) を組み合わせたサービスも増えています。
AVOD (広告型動画配信サービス)
AVOD (Advertising-Based Video on Demand) は、広告を掲載することでユーザーが無料または低価格で視聴できる動画配信サービス。Youtube、TVer、ニコニコ動画、Abema (旧AbemaTV)、Lemino (旧dTV)、GYAO! (2023年3月にサービス終了) などが代表的なサービスですが、YoutubeやAbemaには広告なしの有料プランも用意されているほか、Netflixには月額890円 (税込) で利用できる「広告つきスタンダードプラン」も用意されています。
AVODの特徴やメリット
AVODのデメリット
SVOD (定額制動画配信サービス)
SVOD (Subscription Video On Demand) は、定額制見放題の有料動画配信サービス。ダウンロード機能に対応しているサービスならオフライン環境でも視聴できます。Netflix、Hulu、Disney+、DAZN、DMM TV、Apple TV+、Amazonプライムビデオ、U-NEXT、Leminoプレミアム、Youtubeプレミアム、Abemaプレミアムなどが代表的なサービス。
SVODの特徴やメリット
SVODのデメリット
- 動画を視聴しなくても料金が発生する。
- 最新作は見放題の対象外となっていることが多い。
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EST (購入型動画配信サービス)
EST (Electronic Sell Through) は、一度購入すると無期限で視聴できる買い切り型の動画配信サービス。代表的なサービスは、iTunes、Google Play、Amazonプライムビデオ、U-NEXT、Huluストア、Lemino、YouTube (ムービー&TV) などになっています。
ESTの特徴やメリット
- 購入した作品はいつでも無期限で視聴できる。
- ダウンロードすればオフラインでも視聴できる。
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ESTのデメリット
- 動画を視聴しなくても料金が発生する。
- サービスを解約するとダウンロードした動画も視聴できなくなる。
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TVOD (都度課型型動画配信サービス)
TVOD (Transactional Video On Demand) は、作品ごとに料金を支払うことで一定期間視聴することができるレンタルタイプの動画配信サービス。Amazonプライムビデオ、U-NEXT、Huluストア、Lemino、YouTube (ムービー&TV) などが代表的なサービスになっています。
TVODの特徴やメリット
TVODのデメリット
おすすめの動画配信サービス(VOD)

1.Amazon Prime Video (アマゾン プライム ビデオ)
Amazonプライムビデオは、大手ECサイトのAmazonが提供する動画配信サービス。Amazonプライム会員の特典の一つとなっており、料金は月額600円 (税込)/年額5,900円 (税込)。Amazonプライム会員なら動画だけでなく、電子書籍や音楽なども楽しむことができます。
Amazonプライムビデオ |
運営会社 |
アマゾンジャパン合同会社 |
配信形態 |
SVOD, EST, TVOD |
見放題作品数 |
非公表 |
初回無料 |
30日間 |
料金
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通常料金 |
月額600円 (税込)/年額5,900円 (税込) |
学生料金 |
月額300円 (税込)/年額2,950円 (税込) |
ダウンロード機能 |
〇 |
画質 |
SD, HD, FHD, 4K UHD |
Amazonプライムビデオがオススメの人
- Amazonで頻繁にネットショッピングを利用する人
- Amazonプライムビデオのオリジナル作品を観たい人
- 動画だけでなく電子書籍や音楽も楽しみたい人
- コストパフォーマンスを重視する人
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2.DMM TV (ディーエムエム ティーヴィー)
DMM TVは、DMM.comが提供する動画配信サービス。DMMプレミアム会員なら19万本以上の対象作品が見放題になるほか、成人向けの「FANZA TV」も追加料金ナシで視聴可能。料金は月額550円 (税込) になっています。
DMM TV |
運営会社 |
合同会社DMM.com |
配信形態 |
SVOD, EST, TVOD |
見放題作品数 |
19万本以上 |
初回無料 |
30日間 |
料金 |
月額550円 (税込) |
ダウンロード機能 |
〇 |
画質 |
SD, HD, 4K UHD |
※FANZA TVは、株式会社デジタルコマースが運営しています。
DMM TVがオススメの人
- なるべく料金を安く抑えたい人
- アニメ作品も見放題で楽しみたい人。
- 他のDMMのサービスも利用する人。
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3.Netflix (ネットフリックス)
Netflixは、世界シェアトップの動画配信サービス。ナルコス、ストレンジャー シングス、全裸監督、地面師たち、深夜食堂など、オリジナル作品が非常に充実し、広告付きスタンダードプランが月額890円 (税込)、スタンダードプランが月額1,590円 (税込)、4K画質に対応したプレミアムプランが月額2,290円 (税込) で利用可能になっています。
Netflix |
運営会社 |
Netflix合同会社 |
配信形態 |
SVOD |
見放題作品数 |
非公表 |
初回無料 |
ー |
料金
|
広告付き |
月額890円 (税込) |
スタンダード |
月額1,590円 (税込) |
プレミアム |
月額2,290円 (税込) |
ダウンロード機能 |
〇 |
画質 |
HD, FHD, 4K UHD |
Netflixがオススメの人
- 見放題で映画やドラマを楽しみたい人。
- Netflixのオリジナル作品が観たい人。
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参考サイト
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