SHARP (シャープ) は、2020年12月25日 (金) に4G対応のAndroidスマートフォン「AQUOS sense4 plus SH-M16」を発売しました。ベースモデルの「AQUOS sense4 SH-M15」とではどのように違うのかを比較します。
スペックを比較
AQUOS sense4 SH-M15 (アクオスセンスフォー) は、2020年11月27日に発売されたSIMフリーの4Gスマートフォン。人気のスタンダードシリーズ「AQUOS sense」の第4世代モデルで、5.8インチのIGZO液晶ディスプレイ、121°広角撮影と望遠撮影が可能なトリプルカメラ、Snapdragon 720G、4GBメモリー、64GBストレージ、4,570mAhの大容量バッテリーを搭載するほか、防水/防塵、指紋/顔認証、おサイフケータイ (FeliCa)、DSDVやsXGPにも対応。
AQUOS sense4 plus SH-M16 (アクオスセンスフォープラス)」は、2020年12月25日に発売されたSIMフリーの4Gスマートフォン。AQUOS sense4シリーズの上位モデルで、ベースモデルの「AQUOS sense4」と同様にチップセット (SoC) にSnapdragon 720Gを採用していますが、6.7インチの大画面ディスプレイとステレオスピーカーを搭載し、背面のカメラがクアッドカメラ、前面のカメラがデュアルカメラになっているほか、メインメモリーや内蔵ストレージなどが強化されています。
スペック表
スペック一覧 | ||
モデル | sense4 plus | sense4 |
発売日 | 2020/12/25 | 2020/11/27 |
販売価格 | 4万円台 | 3万円台 |
カメラ (背面) |
48MP (標準) | 12MP (標準) |
5MP (広角) | 12MP (広角) | |
1.9MP (接写) | 8MP (望遠) | |
1.9MP (深度) | ー | |
カメラ (前面) |
8MP (標準) | 8MP (標準) |
1.9MP (深度) | ー | |
画面サイズ | 6.7型 (20.9) | 5.8型 (19:9) |
パネル種類 | TFT液晶 | IGZO液晶 |
画面解像度 | FHD+ | FHD+ |
初期OS | Android 10 | Android 10 |
SoC | Snapdragon 720G | Snapdragon 720G |
RAM | 8GB | 4GB |
ROM | 128GB | 64GB |
外部メモリ | 最大1TB | 最大1TB |
バッテリー | 4,120mAh | 4,570mAh |
急速充電 | USB PD 3.0 | USB PD 3.0 |
コネクタ | USB Type-C | USB Type-C |
SIMカード | nanoSIM×2 | nanoSIM×2 |
セルラー | 3G/4G LTE | 3G/4G LTE |
DSDS | DSDV対応 | DSDV対応 |
VoLTE | ○ | ○ |
CA | 〇 | 〇 |
通信速度 (理論値) |
DL: 400Mbps | DL: 350Mbps |
UL: 75Mbps | UL: 75Mbps | |
Wi-Fi | Wi-Fi 4/5 | Wi-Fi 4/5 |
Bluetooth | 5.1 | 5.1 |
テザリング | 最大10台 | 最大10台 |
5G通信 | × | × |
ハイレゾ | ○ | ○ |
FMラジオ | ○ | ○ |
耐久性能 | ー | MIL規格 |
防水性能 | IPX5/IPX8 | IPX5/IPX8 |
防塵性能 | IP6X | IP6X |
生体認証 | 指紋/顔認証 | 指紋/顔認証 |
ジャイロ | ○ | ○ |
Felica | ○ | ○ |
ワンセグ | × | × |
本体カラー | Purple | Light Copper |
White | Silver | |
Black | Black | |
サイズ | H: 166mm | H: 148mm |
W: 78mm | W:71mm | |
D: 8.8mm | D: 8.9mm | |
重量 | 約197g | 約177g |
「AQUOS sense4 plus」と「AQUOS sense4」の共通する点
<主な共通点>
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「AQUOS sense4 plus」と「AQUOS sense4」の違う点
<主な違い>
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カメラ
アウトカメラ (背面)
「AQUOS sense4」は1,200万画素 (メイン) +1,200万画素 (広角) +800万画素 (望遠) のトリプルカメラで、121°の広角撮影と2倍の光学ズームに対応していますが、「AQUOS sense4 plus」は4,800万画素 (メイン) +500万画素 (広角) +190万画素 (接写) +190万画素 (深度) のクアッドカメラで、115°広角撮影とマクロ撮影が可能となっています。望遠カメラを搭載していませんが、マクロカメラや深度カメラを採用するなど、カメラの構成に違いがあり、メインカメラの有効画素数は「AQUOS sense4 plus」の方が上回っています。
概要 | ||
AQUOS sense4 plus |
画素数 | 48MP+5MP+2MP+2MP |
画角 | 79°, 115°, 88.5° | |
絞り値 | F1.8, F2.2, F2.4, F2.4 | |
動画 | 4K, FHD 60fps, EIS | |
AQUOS sense4 |
画素数 | 12MP+12MP+8MP |
画角 | 83°, 121°, 45° | |
絞り値 | F2.0, F2.4, F2.4 | |
動画 | 4K, FHD 60fps, EIS |
フロントカメラ (前面)
「AQUOS sense4」が800万画素 (標準) のシングルカメラとなっているのに対し、「AQUOS sense4 plus」は800万画素 (標準) +190万画素 (深度) のデュアルカメラ。メインカメラの有効画素数に違いはありませんが、「AQUOS sense4 plus」では被写界深度カメラによって一眼レフのような背景ぼかしが可能になっています。
概要 | ||
AQUOS sense4 |
画素数 | 8MP |
画角 | 78° | |
絞り値 | F2.0 | |
動画 | FHD 30fps | |
AQUOS sense4 plus |
画素数 | 8MP+2MP |
画角 | 77.5° | |
絞り値 | F2.0, F2.5 | |
動画 | FHD 30fps |
ボディの比較
デザイン
「AQUOS sense4 plus」は、高さ166mm、幅78mm、厚さ8.8mm、 重量197gですが、「AQUOS sense4」では高さ148mm、幅71mm、厚さ8.9mm、重量177gと、画面が小さい分コンパクトで軽量になっています。
また、「AQUOS sense4 plus」のカラーバリエーションは、パープル、ホワイト、ブラックの3色となっているのに対し、「AQUOS sense4」のSIMフリー版 (SH-M15) は、ライトカッパー、シルバー、ブラックの3色で、「AQUOS sense4」のドコモ版 (SH-41A) は、ライトカッパー、シルバー、ブラック、ライトブルーの4色ほか、オンライン限定色として、レッド、ブルー、イエローの3色を展開しています。
概要 | |||
AQUOS sense4 plus |
カラー (SH-M16) |
パープル | |
ホワイト | |||
ブラック | |||
サイズ | 縦幅 | 約166mm | |
横幅 | 約78mm | ||
厚さ | 約8.8mm | ||
重量 | 約197g | ||
AQUOS sense4 |
カラー (SH-M15) |
ライトカッパー | |
シルバー | |||
ブラック | |||
サイズ | 縦幅 | 約148mm | |
横幅 | 約71mm | ||
厚さ | 約8.9mm | ||
重量 | 約177g |
防水/防塵/耐久性
「AQUOS sense4」と「AQUOS sense4 plus」のどちらも、キャップレス防水で、IPX5 (防噴流形)/IPX8 (水中形) に準拠した防水性能、IP6X (耐塵形) に準拠した防塵性能に対応していますが、「AQUOS sense4」では、耐衝撃 (落下) や防水 (浸漬) のほか、耐日射、高温/低温動作、結露/氷結など、米国国防総省のMIL規格 (MIL-STD-810G/H) の19項目に準拠し、より優れた耐久性能を備えています。
概要 | ||
AQUOS sense4 plus |
防水性能 | IPX5/IPX8 |
防塵性能 | IP6X | |
耐久性能 | ー | |
AQUOS sense4 |
防水性能 | IPX5/IPX8 |
防塵性能 | IP6X | |
耐久性能 | MIL-STD-810G /MIL-STD-810H |
ディスプレイの比較
画面/表示
「AQUOS sense4」のディスプレイはインカメラ部分に水滴型ノッチ (切り欠き) を採用し、アスペクト比が19:9で5.8インチサイズとなっていますが、「AQUOS sense4 plus」はパンチホールデザインを採用し、アスペクト比が20:9と縦に長く、AQUOSスマートフォンとしては史上最大となる6.7インチサイズの大画面ディスプレイになっています。
「AQUOS sense4」は解像度が2,280×1,080ドット (フルHD+) のIGZO液晶ディスプレイですが、「AQUOS sense4 plus」は解像度が2,400×1,080ドット (フルHD+) のIGZOではないTFT液晶ディスプレイで、90Hzの高速駆動と120Hzのタッチ検出に対応し、残像感の少ないなめらかな表示と高速タッチレスポンスを実現しています。
概要 | ||
AQUOS sense4 plus |
画面サイズ | 6.7インチ (20:9) |
パネル種類 | TFT液晶 | |
画面解像度 | FHD+ | |
画素密度 | 393ppi | |
RR/TSR | 90Hz/120Hz | |
AQUOS sense4 |
画面サイズ | 5.8インチ (19:9) |
パネル | IGZO液晶 | |
解像度 | FHD+ | |
画素密度 | 435ppi | |
RR/TSR | 60Hz/60Hz |
パフォーマンスの比較
チップセット/メインメモリー/ストレージ
「AQUOS sense4」と「AQUOS sense4 plus」のどちらもチップセット (SoC) はゲーミングスマホ向けの「Snapdragon 720G (SM7125)」ですが、「AQUOS sense4」のメインメモリ (RAM) が4GB、内蔵ストレージ (ROM) が64GBであるのに対し、「AQUOS sense4 plus」のメインメモリは8GBと大容量でマルチタスクも快適になるほか、内蔵ストレージの容量も2倍の128GBになっています。
概要 | ||
AQUOS sense4 plus |
SoC | Snapdragon 720G |
RAM | 8GB (LPDDR4x) | |
ROM | 128GB (UFS 2.1) | |
microSD | 最大1TB | |
AQUOS sense4 |
SoC | Snapdragon 720G |
RAM | 4GB (LPDDR4x) | |
ROM | 64GB (UFS 2.1) | |
microSD | 最大1TB |
バッテリーの比較
容量/充電
「AQUOS sense4 plus」は4,120mAhの大容量バッテリーを搭載していますが、「AQUOS sense4」は1週間の電池持ちを実現する4,570mAhバッテリー。どちらも、ワイヤレス充電には対応しておらず、急速充電は「USB Power Delivery 3.0」をサポートしています。
概要 | |||
AQUOS sense4 plus |
バッテリー容量 | 4120mAh | |
連続待受け | 最大30日間 | ||
連続通話 | 最大3000分 | ||
急速充電 | USB PD 3.0 | ||
充電時間 | 約145分 | ||
AQUOS sense4 |
バッテリー容量 | 4,570mAh | |
連続待受け | 最大42.5日間 | ||
連続通話 | 最大3,800分 | ||
急速充電 | USB PD 3.0 | ||
充電時間 | 約150分 |
その他の機能を比較
生体認証
「AQUOS sense4」と「AQUOS sense4 plus」のどちらも、生体認証は顔認証と指紋認証に対応していますが、「AQUOS sense4」がディスプレイ下部に指紋センサーを搭載しているのに対して、「AQUOS sense4 plus」では本体背面に指紋センサーが配置されています。
おサイフケータイ (FeliCa)
「AQUOS sense4」と「AQUOS sense4 plus」のどちらもFeliCaを搭載しているので、おサイフケータイやGoogle Payなどが利用できるほか、「AQUOS sense4」は指紋センサーの長押しで素早く電子決済アプリが起動する「Payトリガー」にも対応しています。
DSDS/DSDV
SIMフリーモデルの「AQUOS sense4 SH-M15」と「AQUOS sense4 plus SH-M16」のどちらもSIMスロットはデュアルスロットで、4G+4Gの同時待受けが可能なDSDV (デュアルSIMデュアルVoLTE) に対応しています。
※ドコモのキャリアモデル「AQUOS sense4 SH-41A」はシングルスロットでDSDS/DSDVは利用できません。
販売価格を比較
販路/価格
「AQUOS sense4 SH-M15」と「AQUOS sense4 plus SH-M16」のどちらも、家電量販店やECサイトのほか、gooSimseller、IIJmio、イオンモバイルなどのMVNOで取り扱いをしています。「AQUOS sense4 SH-M15」の市場想定価格は4万円台 (税込) で、格安SIMとセットなら1~3万円台で購入可能。「AQUOS sense4 plus SH-M16」の市場想定価格は5万円 (税込) で、格安SIMとセットなら3~4万円台で購入可能になっています。
概要 | ||
AQUOS sense4 plus |
取り扱い | 家電量販店, ECサイト, MVNOなど |
販売価格 | OCNモバイルONE 一括: 38,049円 (税込) 分割: 1,585円 (税込) ~ |
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IIJmio 一括: 28,000円 (税込) 分割: 1,169円 (税込) ~ |
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QTモバイル 一括: 48,840円 (税込) 分割: 2,035円 (税込) ~ |
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イオンモバイル 一括: 50,380円 (税込) 分割: 2,099円 (税込) ~ |
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AQUOS sense4 |
取り扱い | 家電量販店, ECサイト, MVNOなど |
販売価格 | OCNモバイルONE 一括: 26,614円 (税込) 分割: 1,108円 (税込) ~ |
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IIJmio 一括: 32,780円 (税込) 分割: 1,375円 (税込) ~ |
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イオンモバイル 一括: 38,280円 (税込) 分割: 1,595円 (税込) ~ |
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QTモバイル 一括: 39,600円 (税込) 分割: 1,650円 (税込) ~ |
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mineo 一括: 39,600円 (税込) 分割: 1,650円 (税込) ~ |
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LinksMate 一括: 39,050円 (税込) 分割: ― |
まとめ
「AQUOS sense4 plus」と「AQUOS sense4」のどちらがオススメ?
ベースモデルの「AQUOS sense4」と上位モデルの「AQUOS sense4 plus」では販売価格に1万円ほどの差はありますが、ミドルハイクラスのチップセットを搭載するなど、普段使いには十分な性能を備えているので、コストパフォーマンスを重視する場合や軽量コンパクトな端末が好みなら「AQUOS sense4」がオススメ、スペックを重視する場合や動画やゲームを大画面で楽しみたいのなら「AQUOS sense4 plus」の方ががオススメです。
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