MVNOが提供する「格安SIM」も広く一般的に知られるようになり、楽天モバイルも第4のキャリアとしてMNOサービスを開始しましたが、MNO、MVNO、MVNEとは何かについて解説します。
MNOとは?
MNO (Mobile Network Operator):移動体通信事業者は、回線網を自社で持ち、通信サービスを提供する企業。具体的な会社としては、NTTドコモ、KDDI (au)、ソフトバンク、楽天モバイルなど。大手キャリアのオンライン専用ブランドやサブブランドもMNOとして扱われます。
MVNOとは?
MVNO(Mobile Virtual Network Operator):仮想移動体通信事業者とは、docomo、au、SoftBankなどのキャリアから通信インフラを借りて、音声通話・データ通信などのサービスを提供する事業者。格安SIMといった意味合いでも使われています。
通信設備や人件費・広告費などのコストを低く抑える事ができるため、大手キャリアに比べて安い料金プランでサービスを提供する事が可能ですが、キャリアメールやキャリア決済のサービスが使えなくなる事などに注意が必要。
MVNEとは?
NVNE (Mobile Virtual Network Enabler):仮想移動体通信サービス提供者とは、MVNOとの契約に基づき当該MVNOの事業の構築を支援する事業を営む者のことで、MVNOに自社のノウハウを提供したり、MNOとの間に入って通信関連の様々な業務を行う企業。
具体的には、MVNOの代理人として行うMNOとの交渉や端末調達・MVNOの課金システムの構築や運用・アプリケーションプラットフォームの提供・コンサルティング業務・MVNOの顧客に対してのユーザーサポート業務の提供・MNOと接続してMVNOに卸電気通信業務を提供するなどがあります。
具体的なMVNEの企業としては、IIJ、日本通信 (b-mobile)、NTTコミュニケーションズ、freebit、 ソニーネットワークコミュニケーションズなどがあり、mineo (マイネオ) などは、MNOと直接接続を行っています。
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