公衆無線LAN(Wi-Fiスポット)

通信容量の節約がしたい時や、通信制限がかかってしまった時などに役に立つのが「Wi-Fi SPOT(公衆無線LAN)」サービスになります。ここでは、各社が提供しているサービスやWi-Fi SPOT(公衆無線LAN)を利用する上での注意点などを紹介します。

公衆無線LAN(Wi-Fi SPOT)とは

公衆無線LANとは、無線LANを利用したインターネットへの接続を有料・無料で提供するサービスをいいます。そして、そのアクセスポイントから受信できる場所を、Wi-Fiスポット、フリースポット、ホットスポットなどと呼びます。無線LANのアクセスポイントは、主に人の多く集まる商業施設、公共交通機関、公共施設、宿泊施設、学校等に多く設置され、1つのアクセスポイントが受信できる範囲は半径20m程度になります。

特徴・メリット

出先でPCやタブレット端末を、モバイル端末なしにインターネットに接続させる事ができる。
駅や空港、飲食店など様々な場所で利用できる。
パケット通信量を消費せずに節約する事ができる。
簡単に接続する事ができる。
環境やサービスによっては、モバイル通信よりも高速で通信できる。

デメリット

個人情報の漏えい・ハッキング・乗っ取り・ウィルス感染などの危険性がある。
アクセスポイントがある場所でしか接続できない。
大勢が同じネットワークを利用するので、混雑時などは通信速度が遅くなる。

注意点・危険性

盗聴

Wi-Fiではアクセスポイントと利用者端末との間が暗号化されていない場合、通信内容を盗聴される恐れがある。また、暗号化されていても、Free Wi-Fiの多くはSSID(接続用ID)と暗号化キーが公開されているため、盗聴される可能性がある。

なりすまし

第三者が盗聴などの手口によって不正に情報を入手し、正規の利用者のアカウント情報を悪用したり、機器情報を偽装したりすることで、正規の利用者や機器になりすまして不正にサービスを利用する可能性がある。また、犯罪などに利用される可能性もある。

悪意のアクセスポイント(偽装されたアクセスポイント)

公開されているFree Wi-FiのSSID(接続用ID)・暗号化キーを利用し、まったく同じアクセスポイントを設置して利用者の通信内容を盗聴。

対策

暗号化されているアクセスポイントを利用する

「WPA」や「WPA2-EAP」といった暗号化をされているWi-Fiスポットを利用するようにする。「WEP」については、様々な脆弱性が指摘されいて安全性が低いため、おすすめできません。

正体不明なアクセスポイントには接続しない

主要なWi-Fiスポット(公衆無線LAN)のSSID(接続ID)を覚えておくことも重要な対策になります。

クレジットカードなどの重要な情報は入力しない

カフェなどのFREE Wi-Fi(フリーWi-Fi)は、暗号化されていないものが多いので、クレジットカード情報だけでなく、重要なアカウントでのログインも控えた方がよい。

その他の対策

セキュリティ対策ソフトを利用する・常時、接続を許可しない(必要な時だけ接続する)・共有設定を「無効」にしておくなど